日本初のAPP公式国際大会が、ついに実現した。
2026年2月26日〜3月1日、三重県津市の**日硝ハイウエーアリーナ(サオリーナ)**で開催された「APP JAPAN SKECHERS Open 2026」。
約10カ国から約450名が参戦し、 プロ・一般・ジュニア・車いすまで幅広いカテゴリーで熱戦が繰り広げられた。
プロカテゴリーの賞金総額は200万円。
世界のトップ選手が来日する中、日本人選手たちはどこまで戦えたのか?
各種目の結果を速報でまとめた。
日本人選手プロカテゴリー成績一覧
| 種目 | 結果 | 選手名 |
|---|---|---|
| プロ女子ダブルス | ベスト4 | 永井里佳・謝語倢 (Yucheh Hsieh) |
| プロ女子ダブルス | ベスト8 | 増田遥菜・後藤由希 |
| プロ女子ダブルス | ベスト8 | 藤原里華・佐脇京 |
| プロミックスダブルス | ベスト8 | 藤原里華・Louis Laville |
| プロ男子シングルス | ベスト8 | 黒澤陸人 |
| プロ男子シングルス | ベスト8 | 畠山成冴 |
| プロ男子ダブルス | ベスト8 | 畠山成冴・吉田祐太 |
| プロ男子ダブルス | ベスト8 | 杉山雄希・黒澤陸人 |
ピックルボール界隈では有名人が勢揃い...
に見えて、永井里佳選手というあまり見かけない選手が
最高戦績を残す結果に...!
女子ダブルスでは最高結果を残した永井里佳
1. 大会概要
APP JAPAN SKECHERS Open 2026
出典: PR TIMES / 一般社団法人日本ピックルボール協会
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 大会名 | APP JAPAN SKECHERS Open 2026 |
| 会場 | 日硝ハイウエーアリーナ(サオリーナ)、三重県津市 |
| 期間 | 2026年2月26日(水)〜 3月1日(土) |
| 参加規模 | 約10カ国・約450名 |
| プロ賞金総額 | 200万円 |
| 主催 | 一般社団法人日本ピックルボール協会(JPA) |
プロシングルス優勝で15万円、プロダブルス・ミックス優勝で30万円(ペア)。
石黒賢さんのエキシビションマッチも行われ、ピックルボールの認知拡大にも一役買った大会だった。
2. プロ男子シングルス — 日本人2名がベスト8
黒澤陸人
出典: Sansan株式会社 Pickleball X
畠山成冴
出典: Sansan株式会社 Pickleball X
| 選手名 | 結果 |
|---|---|
| 黒澤陸人 | ベスト8 |
| 畠山成冴 | ベスト8 |
世界各国からプロ選手が集まったシングルス。
その中で黒澤陸人と畠山成冴の2名がベスト8に食い込んだ。
黒澤はWPC Korea男子ダブルス優勝の実績を持つPickleball X 2期生。
畠山はテニスでも全日本ジュニアシングルス優勝、パデル日本代表という実績に加え、左利きの独特なプレースタイルが武器。
2人とも国際舞台で存在感を示した。
3. プロ男子ダブルス — PX勢が2ペアで8強入り
| ペア | 結果 |
|---|---|
| 畠山成冴・吉田祐太 | ベスト8 |
| 杉山雄希・黒澤陸人 | ベスト8 |
男子ダブルスでは、日本から2ペアがベスト8に進出。
畠山成冴・吉田祐太ペアは、シングルスでも結果を残した畠山と、PX Championships優勝の実績を持つ吉田の組み合わせ。
杉山雄希・黒澤陸人ペアもPickleball X出身同士で、息の合ったコンビネーションを見せた。
日本の男子ダブルスの層の厚さが、国際大会の舞台で証明された。
同時に、世界上位との差もはっきり分かり、
個人的に今後が非常に楽しみでもある。
4. プロ女子ダブルス — 永井里佳ペアがベスト4!
今回ダークホースとなった永井里佳
| ペア | 結果 |
|---|---|
| 永井里佳・Yucheh Hsieh | ベスト4 |
| 増田遥菜・後藤由希 | ベスト8 |
| 藤原里華・佐脇京 | ベスト8 |
女子ダブルスが、今大会の日本人選手で最も熱い種目だった。
永井里佳が台湾の謝語倢 (Yucheh Hsieh)と組んだペアがベスト4に進出。日本人選手としてプロカテゴリー最上位の成績を叩き出した。
ちなみにペアの謝語倢は、テニスのウィンブルドン女子ダブルスを4度制覇した**謝淑薇 (Hsieh Su-wei)**の妹。謝語倢自身も元WTAダブルス129位の実力者で、そのテニス仕込みのネットプレーがピックルボールでも光った。
さらに、増田遥菜・後藤由希ペア、藤原里華・佐脇京ペアもベスト8入り。女子ダブルスだけで3ペアが8強に名を連ねるという、圧巻の結果だ。
元WTAプロ(シングルス84位、ダブルス13位)の藤原里華が、15歳の最年少PXメンバー佐脇京と組んだ世代を超えたペアリングも注目を集めた。
藤原里華
出典: note / Sansan Pickleball Club
佐脇京
出典: Sansan株式会社 プレスリリース
後藤由希
出典: DIADEM PICKLEBALL KOBE
増田遥菜
出典: 山口新聞
5. プロミックスダブルス
APP JAPAN SKECHERS Open 2026 大会風景
出典: 一般社団法人日本ピックルボール協会
| ペア | 結果 |
|---|---|
| 藤原里華・Louis Laville | ベスト8 |
ミックスダブルスでは、藤原里華がフランスのLouis Lavilleとペアを組みベスト8に進出。 国際大会ならではの国境を越えたペアリングで結果を残した。
6. 見えた「世界との壁」
ベスト8、ベスト4——数字だけ見れば健闘だ。でも、現地で試合を見た人なら感じたはず。上位の壁は、まだ厚い。
特にプロ男子シングルスでは、ベスト4以上に進んだ海外勢との差がはっきり出た。
サードショットドロップの精度、キッチン前でのハンドバトルのスピード、そしてここぞという場面での「攻めの判断」。
日本人選手が守りに回る展開が目立った。
ダブルスでも課題は見えている。
ペアとしての「読み合い」のレベルがもう一段上にある印象だ。
一方で、女子ダブルスの3ペア8強入りは大きな手応え。
永井里佳ペアのベスト4進出は、日本の女子選手が世界のプロカテゴリーで十分戦えることを証明した。
「ベスト8の壁」を「ベスト4の壁」に、そして表彰台へ——。その道筋が、この大会で少しだけ見えた気がする。
まとめ
日本初のAPP公式大会で、日本人選手は堂々たる結果を残した。
| 種目 | 結果 | 選手名 |
|---|---|---|
| プロ男子シングルス | ベスト8 | 黒澤陸人、畠山成冴 |
| プロ男子ダブルス | ベスト8 | 畠山成冴・吉田祐太、杉山雄希・黒澤陸人 |
| プロ女子ダブルス | ベスト4 | 永井里佳・Yucheh Hsieh |
| プロ女子ダブルス | ベスト8 | 増田遥菜・後藤由希、藤原里華・佐脇京 |
| プロミックスダブルス | ベスト8 | 藤原里華・Louis Laville |
特に女子ダブルスの3ペア8強入りは、日本の女子ピックルボールの競技力が確実に上がっている証拠だ。
次の注目は、5月のPPA Tour Asia - Tokyo Open 2026。今回の経験を糧に、日本人選手がどこまで上位に食い込めるか——楽しみは尽きない。



