【オタク向け】2026年パドルスポンサー大移動!主要プロ選手の移籍まとめと注目の新興ブランド6選
ギア

【オタク向け】2026年パドルスポンサー大移動!主要プロ選手の移籍まとめと注目の新興ブランド6選

Anna Leigh WatersのFranklin移籍、JOOLA離れの加速、そして11SIX24やSix Zeroなど新興ブランドの台頭。2026年シーズンのパドル市場の勢力図が大きく変わりつつある。

2026年シーズンが本格始動するなか、プロ選手のパドルスポンサー移籍がかつてないほど活発に動いている。

JOOLAやCRBNといった人気ブランドから選手が離脱する一方、新興ブランドが次々とプロ契約を獲得。

パドル市場の勢力図が大きく塗り替わろうとしている。

今回の記事では最近のパドルスポンサー事情について触れていこうと思います。

また次回、編集者が実際にアメリカのPPA会場に出向いて

トップ選手に実際に聞いたパドル事情も記事にしようと思います!

11SIX24 Vapor Power 2 — Dekel Barが契約した注目の新興ブランド11SIX24 Vapor Power 2 — Dekel Barが契約した注目の新興ブランド

最大の注目:Anna Leigh WatersがFranklinへ

2026年シーズン最大のスポンサー移籍と言えるのが、Anna Leigh WatersのPaddletekからFranklin Sportsへの移籍だ。

1月8日に発表されたこの長期契約は、業界に大きなインパクトを与えた。

一方、Johnson一家(Jorja、JW、Julie)がFranklinとの契約を終了。今後どのブランドと契約するのか、注目が集まっている。

主要な移籍一覧

選手名旧スポンサー新スポンサー
Anna Leigh WatersPaddletekFranklin Sports
Jorja / JW / Julie JohnsonFranklin未定
Dekel BarJOOLA11SIX24
Eric OncinsJOOLAEngage
Brandon FrenchJOOLA契約終了
Riley NewmanPaddletek
Zane NavratilPaddletek
Connor GarnettPaddletek
Rachel RohrabacherSelkirkFriday Pickleball
Chris HaworthBabolatLuzz Pickleball
Thomas WilsonCRBN契約終了
Gabe TardioPIKKLFacolos
Blaine HovenierSix Zero
船水雄太Diadem

日本のファンにとって見逃せないのは、PPA Tourで活躍する船水雄太がDiademとの契約を結んだこと。

北米市場でのプレゼンスを高めるDiademにとっても、アジア圏での認知拡大に繋がる重要な契約だ。

「JOOLA離れ」が加速する背景

Six Zero Double Black Diamond — スペック公開で注目を集めるオーストラリア発ブランドSix Zero Double Black Diamond — スペック公開で注目を集めるオーストラリア発ブランド

今シーズン特に目立つのは、JOOLAから複数の選手が離脱している点だ。

Dekel BarやEric Oncinsなど、実力派プレイヤーが相次いでJOOLAを離れている。

背景には、パドル市場全体の「分散化」がある。

これまでJOOLAやSelkirkなど少数のメガブランドにプロ選手が集中していたが、新興ブランドの技術力が向上し、選手の選択肢が大きく広がった。

特にフォームコア技術の普及により、新興メーカーでも大手に匹敵するパフォーマンスのパドルを製造できるようになったことが大きい。

RPM規制とパドルテクノロジーの進化

移籍ラッシュの背景には、パドルの技術トレンドの変化も深く関わっている。2026年のパドル選びを語る上で、RPM(回転数)規制の話は避けて通れない。

スピン上限2,100 RPMの時代

UPA-A(United Pickleball Association of America)は、プロ公式大会で使用可能なパドルのスピン上限を2,100 RPMに設定している。

表面のグリット(ザラつき)が強すぎるパドルはボールに過剰なスピンをかけられるため、公平性の観点から規制が敷かれた。

この規制により、各メーカーは「RPM上限ギリギリのスピン性能」と「規制をクリアする表面設計」の両立を迫られている。

過度にテクスチャを加工したパドルは即座に認定取り消しとなるため、開発現場では数値との戦いが日々繰り広げられている。

PEF(パドル効率係数)とパワー規制

スピンだけでなく、パワーにも規制の波が押し寄せている。

**PEF(Paddle Efficiency Factor)**は0.385以下と定められており、2026年3月1日までは慣らし運転を考慮した暫定値0.405が認められていたが、現在は本来の基準値が適用されている。

つまり、パワーもスピンも規制の天井に近づいており、**「規制内でいかに差別化するか」**が各ブランドの腕の見せどころとなっている。

2026年のキーワードは「耐久グリット」と「フォームコア」

RPM規制時代のパドル開発で最も注目されているのが、**耐久グリット(Durable Grit)**技術だ。

従来のパドルは使い込むにつれて表面のグリットが摩耗し、スピン性能が急激に落ちる問題があった。

2026年モデルでは、「InfiniGrit」や「Diamond Tough」といった独自技術で、数百時間プレーしてもスピン性能を維持できるパドルが増えている。

もう一つのトレンドが、従来のポリプロピレンハニカムコアに代わるフォームコアの台頭だ。

MPU、Pebax、TPU、シリコンフォームなど素材のバリエーションが拡大し、フルフォーム構造のパドルも登場している。

フォームコアはパドル面全体で打感が均一になり、振動も少なく、耐久性も高い。

Bread & ButterのLocoやRonbus Quanta R3など、フルフォームモデルがプロの間でも話題だ。

パワーからコントロールへ

興味深いのは、パワー競争が一巡し、コントロールや打感を重視する流れが生まれていることだ。トップレビュアーのBraydon(Pickleball Effect)は「パワーの目新しさが薄れ、選手はオールコート型やロースペックのパドルに戻りつつある」と指摘している。RPM上限とPEF規制がある以上、スペック上の差は小さくなり、自分のプレースタイルに合うフィーリングで選ぶ時代に入りつつある。

シリアルナンバー・NFC義務化

2026年からは、すべてのUSA Pickleball認定パドルにトレーサブルなシリアルナンバーまたはNFCチップの搭載が義務化された。これにより、大会会場でのパドル検査が効率化されるとともに、改造パドルの使用を防止する仕組みが整った。

注目の新興ブランド6選

1. RPM(James Ignatowich自ら立ち上げた選手発ブランド)

RPM Friction Pro 16mm — スピン性能で市場を席巻RPM Friction Pro 16mm — スピン性能で市場を席巻

2025年9月、PPA TourのトッププロJames Ignatowichが自ら立ち上げたパドルブランド。ブランド名の「RPM」は文字通り「Revolutions Per Minute(回転数)」を意味し、スピン性能への徹底的なこだわりを体現している。

Ignatowichは元Selkirkの看板選手だったが、既存のパドルに満足できず、約1年間にわたり毎日6時間をパドル研究に費やし、約40本のプロトタイプを経てRPMを設立した。

主力モデルFriction Proは、独自のCarbonBite Surface(スピン特化の表面加工)、DwellZone Sweet-Spot(スウィートスポット拡大技術)、Tri-Density Core(3種の異なる密度の素材を組み合わせたコア)を搭載。「市場で最もスピンがかかるパドル」との評価を受けており、アグレッシブなプレースタイルの選手を中心に急速に普及している。

2026年2月にはV2モデルも発売され、将来の規格変更にも対応する設計が施されている。価格は$249.99。プロ選手が自ら設計・開発したパドルという説得力は、他の新興ブランドにはない大きな武器だ。

2. Six Zero

パドルのスイングウェイトやツイストウェイトなど、詳細な性能スペックを公開する姿勢で注目を集めている。マーケティングよりも「数字で語る」アプローチが、スペック重視のプレイヤーに響いている。ただし、一部モデルがUSA Pickleballの調査対象になっている点には注意が必要だ。

3. Proton Sports

Proton Sports Series One Type AProton Sports Series One Type A

Dick's Sporting GoodsやScheelsといった大手小売チェーンへの流通を確保し、一気に存在感を高めたブランド。Major League Pickleballのチームオーナーシップとも繋がりがあり、プロエコシステムとの結びつきが強い。

4. 11SIX24

フォームコアを活用したパワー重視のパドルで勢力を拡大中。Dekel Barの契約獲得は、ブランドの信頼性を大きく高めた。Vapor Power 2がUPA-A承認を取得し、公式大会での使用も可能になっている。

5. Facolos

Facolos Elite X SeriesFacolos Elite X Series

素材やコーティングなど、技術的な層構造を全面に押し出したマーケティングが特徴。Gabe Tardioとの2027年までの契約を締結し、プロシーンでの認知度を着実に上げている。ミドルプレミアムの価格帯で、コストパフォーマンスを訴求。

6. Ramsports

自社で製造から出荷までを一貫して行う垂直統合モデルが特徴。

「Gen 3」フォームコア技術を掲げ、複数のプロダクトラインを展開。

TyphoonモデルがUSA Pickleball・UPA-A両方の認証を取得しており、透明性のある認証プロセスで信頼を構築している。

2026年のパドル市場を読む

Ramsports Typhoon — 垂直統合モデルで信頼を構築する新興ブランドRamsports Typhoon — 垂直統合モデルで信頼を構築する新興ブランド

今回の大規模なスポンサー移動は、ピックルボールのパドル市場が成熟期に入りつつあることを示している。

選手は単にスポンサー料だけでなく、パドルの性能・ブランドのビジョン・契約条件を総合的に判断して移籍先を選んでいる。

新興ブランドの参入により、技術革新のスピードも加速。

フォームコア、カーボンファイバー表面技術、エッジガード設計など、各社が独自の強みで差別化を図っている。

プレイヤーにとっては選択肢が増えることは歓迎すべきことだ。

2026年シーズン、あなたの次のパドルは大手ブランドか、それとも新興ブランドか。市場の変化を追いながら、自分に合った一本を見つけてほしい。

皆さんの応援が力になります!

最新のピックルボール情報をお届けしています。フォローして応援してください!

@picklecity.jp をフォロー

関連記事

コメント (0)

まだコメントはありません。最初のコメントを投稿しましょう!